フリーランスの出産と仕事復帰レポ

会社員と比べて子育てと仕事の両立がしやすいフリーランスですが、制度的にはまだまだ難点も。
例えば「出産手当金」と「育児休業給付金」は貰えないので、休む期間もお金のことも自分で調整するしかありません。良くも悪くも自由なんですよね。

今回は育休がないフリーランスの出産と仕事復帰について、私自身の経験談をお話させていただきます。

出産前に準備したこと

私は現在、子育てをしながらフリーランスWEBデザイナーとして活動しています。
この度、2023年3月末に第二子となる男の子を出産しました。
(ちなみに長女はこの時3歳半でした。)
長女出産の時は会社員だったので育休を取得したのですが、今回は育休がないため調整しながら働いています。

出産前に準備したことは次の3つです▼

できる限り産前に仕事を進めておく

出産経験ありとはいえ、産後にどのくらい仕事が出来るか分からなかったので、その分、できる限り産前に仕事を進めました。
※仕事量を調整出来るかどうかは仕事内容によるかと思いますが、いずれにせよ妊娠中なので無理は禁物です。

クライアント様に報告/スケジュール調整

なるべく出産前に納品したかったのですが、やはり全て予定通りにとはいかず。
公式LINEとインスタで発信する前に、出産と制作の進行が重なってしまいそうなクライアント様に個別でご報告とスケジュールの相談をしました。
クライアント様の都合もありますし、ご希望納期に間に合わないなんてことはないように、早めにご連絡をしました。
大変有り難いことに、事情をご理解頂き、出産を応援してくださりました。おかげさまで、安心して出産の日を迎えることができました。

上の子の保育園&幼稚園探し

元々長女(3歳)は週2回、認可外施設で一時預かりのみ利用していました。

助産師さんに『2人目が産まれた後に、上の子が保育園に通っていないと大変だよ!』とアドバイス頂き、臨月からは週5で保育園に通うことに。(引っ越しした関係で、今は幼稚園+延長保育を使っています)

助産師さんが仰っていた通り、たしかに0歳児+3歳児を自宅保育してたら大変だったなと…!
絶対無理ではないけど、家では長女は遊び足りないでしょうし、仕事もままならなかったと思います。
お友達とたくさん遊べるので幼稚園に入れて良かったです。

ちなみに個人事業主の場合は、自分で自分の就労証明書を書いて保育の申し込みをします。開業届けの控えや確定申告書のコピーが必要になるので、準備しましょう。

【産後の仕事復帰】0歳児との生活

産後はすぐに仕事復帰できそうなくらい元気でしたが、会陰切開の傷が痛くてしばらく椅子に座れませんでした。
それから2週間程経ち、痛みが落ちついてきたのを目安に少しずつ制作を再開しました。

仕事ができるかどうか心配でしたが、月齢が小さい現在は、日中眠っている時間も多いのである程度仕事時間の確保はできています◎
今後月齢が上がり日中の活動時間が増えてきたら、夜または早朝や、お昼寝の時間に集中して仕事をするつもりです。

子供を可愛がる時間と仕事の時間、メリハリをつけて過ごせたらいいなと思っています。

asuna

以前は土日も関係なく仕事をしていました。最近は休む時は休む!遊ぶ時は遊ぶ!とメリハリを意識しはじめて、以前よりもだいぶ息抜き上手になりました。

焦らずゆっくり前に進みたい

小さな子供がいると、どうしてもたくさんの仕事時間は確保できません。
それに対してやりたいこと、学びたいことはたくさん!
だから、どんどん成長していく同業者を見ると置いていかれそうで焦ることも、正直時々あります。

でも今しかない子供との時間を大切にしたいから、ゆっくりでも前に進めたらOKという気持ちでいます。

最近はチームでの働き方や外注方法を学んだり、1人で抱え込まないような働き方へシフト中です。
どちらかというと何でも自分でやってみたいタイプなのですが、得意なことに注力して、苦手なことは思い切ってお願いしてしまった方が良いかもしれない、なんて思い始めています。

育児と仕事のちょうど良いバランスは人それぞれ。
自分や家族が、心地よいと感じるバランスを見つけていきたいですね。

asuna

【追伸】産後の体調回復スピードは個人差がありますので、決して無理はしないようにしてくださいね。